今までの実務で培われた多くの先進技術とデータの蓄積を生かし、社会の安心、 安全につながる新しい環境保全技術の研究と開発を続けています。 また、今後の農地としての跡地利用にかかわる将来においても、現有施設の維持管理 を継続し、さらに周辺環境の保全についても確認してまいります。
■各種試験用供試体作成
放射性セシウム、有害重金属類を含む焼却灰・飛灰を原材料に独自技術により各種研究用の供試体を作成しています
人為的に重金属類を添加したり、圧縮時の加圧値を変化させたり養生日数に変化を持たせるなど様々な条件での供試体を作成し、研究開発に使用しています
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■溶出試験(JIS K 0058-1)・タンクリーチング試験
研究開発用に作成した供試体を使用し、JIS K 0058-1に基づく溶出試験を実施し、有害重金属類の溶出の有無を検証しています。 また、タンクリーチング試験では溶媒に純水、人工海水、海水を使用するなど様々な条件でタンクリーチング試験を実施し、放射性セシウム、重金属類の溶出の有無を検証しています。
■圧縮強度試験
研究開発用に作成した供試体を使用し、作成状況等に応じた強度を検証しています
■コンクリート表面保護処理劣化比較試験
2014年11月よりFRP処理、撥水処理を施した試験体と未処理の試験体のコンクリートの安定状況及び長期劣化状況の観測を行っています
■モニタリング
2014年3月埋立終了、同年4月に廃止となった最終処分場跡地(現農地)について周縁地下水の水質、農地の空間放射線量測定、周縁地下水および隣接農地農作物の放射性物質濃度測定を継続してモニタリング調査しています
<その他モニタリング結果>
■優良農地土壌改良
栄養分の全くない無菌状態の山土に対して定期的な分析に基づき、計画的な肥料散布および耕運を実施し、優良農地をめざし土壌改良を行っています
<<散布資料および土壌分析結果はこちらから>>
栄養分の全くない無菌状態の山土に対して定期的な分析に基づき、計画的な肥料散布および耕運を実施し、優良農地をめざし土壌改良を行っています